今回注目するのは「脊柱起立筋」です。背骨のすぐ両脇を首から
骨盤までスジ状に通っている部分のこと。
この筋肉は、重力に逆らって上半身を支えているので、
立っていても座っていても疲労が蓄積しやすいところ。
肩こりや腰痛の原因にもなりやすく、
腰が痛い時は高い確率で脊柱起立筋が張って固くなっているはずです。
筋肉全般に言えることですが、
同じ姿勢で動かさないと筋肉はどんどん硬くなり、
硬くなると血流が悪化します。
「腰が痛い」「背中が張っている」と感じたら、
酷くなる前に脊柱起立筋をほぐして下さい。手軽でオススメなのが、
ねじるストレッチ。椅子に座り、左手で椅子の背もたれ
などを掴んで上半身だけを左にぐっとねじります。
深呼吸しつつギリギリいけるところまでねじり、
15~20秒キープしてから戻すのを2回。
逆も同様に行います。
この時大切なのは、腰から下は動かさないこと。
太ももが体をねじる方向に流れないように、
椅子などをつかんでいない方の手で太ももを
しっかり押さえてください。