実は結構多くの方が悩む「口臭」。一言で口臭と言っても原因は様々で、
まず大きく「生理的口臭」と「病的口臭(歯周病や腫瘍などが原因)」の
2つに分けられます。今回はその中でも、加齢や起床時などに起こる
「生理的口臭」についてお話しましょう。加齢が原因の口臭に関しては
「仕方ない…」と諦める方もいるかもしれませんが、原因がはっきり
しているのである程度予防することが可能なんですよ。
『加齢による口臭』は、
①唾液量の低下②肝機能の低下の2つが大きな原因です。
唾液は年とともに分泌量が減り、そのせいで口内細菌が
繁殖しやすくなります。な
んと70歳以上では20代の約4割しか唾液が分泌されなく
なるのだそうですからビックリですよね。
肝機能も残念ながら年齢とともに衰えてきます。
肝臓は体内成分を分解・代謝してくれる臓器ですが、
その機能が衰えることで不要物質が分解されずに体内に残り、
それが悪臭の元になってしまうのです。そして、
もう一方の『起床時の口臭』。これはひとえに、寝ている間に
口内細菌が増えているのが原因です。
睡眠中は唾液の分泌量が起床時の半分程度に減ってしまうので
、唾液の殺菌効果がうまく働かないのです。
こうした原因の口臭を防ぐためには、お酒や脂っこい食事を控え
肝臓を酷使しないようにすること。
そして、寝る前の歯磨きを徹底して、
出来れば舌の汚れも取るようにすることを心がけましょう。
唾液の分泌を促すためにキシリトールガムを日頃から噛む習慣を
つけるのもオススメですよ。出来る事から少しずつ取り入れて、
上手な口臭予防をしてみましょうね!